こんにちは。豆柴まめ子です。
2000年2月の道路交通法改正によって
2000年4月から
チャイルドシートの着用が
義務化されました。
施行から20年あまり経ちますが
子供が産まれてから
初めて気になる部分なので
知らない人も少なくありません。
今回は
着用必須なのはいつからいつまで?
着用しなくていい?間違いやすいケース
着用しなかったときのペナルティは?
チャイルドシート着用義務の
範囲や内容についてご紹介します。
チャイルドシートはいつからいつまで必要?
チャイルドシートの種類や
対象年齢について表にまとめました。
乳児・幼児・学童の年齢については
チャイルドシートにおける分類を
参照しています。
着用義務期間について
チャイルドシートの着用は
法律で2000年4月から
義務付けられています。
自動車の運転者は、幼児用補助装置を使用しない幼児を乗車させて自動車を運転してはならない。
※幼児=6歳未満を指します。
道路交通法第71条3第3項によると
6歳未満(5歳11ヶ月まで)の乳幼児には
チャイルドシートの着用が
必須となっています。
6歳を過ぎても150cm以上になるまでは着用するのがベスト
大人用のシートベルトは
身長135〜140cm以上を対象に
設計されていますが
世界各国のシートベルト着用および
チャイルドシートの
使用義務に関する規定を
FIA(国際自動車連盟)が
調査したものによると
150cmまでは着用義務を課している
国も多く見られます。
また、国土交通省によると
衝突試験で使われる最低身長は
150cmです。
チャイルドシートの着用については
一般的には140cm以上で
卒業可とも言われますが
これらのことを踏まえると
150cmを超えるまでは着用することが
望ましいと考えられます。
チャイルドシートの着用が免除されるケースはある?
着用義務のあるチャイルドシートですが
以下のような
やむを得ない理由があるときは
着用が免除される場合があります。
①座席の構造上の問題で設置できない場合
古い年代の車などで見られますが
3人掛けシートの真ん中で
よく見られるような2点式などの
特殊なシートベルトのみしか
装備されていない場合や
そもそも
シートベルトが装備されていない車
については
構造上取り付けることができないため
着用が免除されます。
②乗車人数上、設置できる場所がない場合
これは乗車する子供の数だけ
チャイルドシートを設置した場合に
全員が乗れなくなってしまう場合
を指します。
※5人乗りの車に
子供2人と大人3人が乗車する場合に
後部座席両端に2つ
チャイルドシートを取り付けると
間が狭すぎて
大人が真ん中に座れないケースなど。
規定の乗車人数を超えない範囲で
乗車するにも関わらず
チャイルドシートがあるせいで
乗れなくなってしまう場合には
着用が免除されます。
③療養上又は健康保持上悪影響が生じる場合
重度の皮膚病や骨折などの
怪我や病気の症状を持つ子供に
チャイルドシートを着用することで
健康上の悪影響が出る場合には
着用が免除されます。
④肥満などの身体的問題で装着が難しい場合
身長が高い・低い場合は
シートの種類を調整すれば着用できますが
著しい肥満などの場合には
ベルトが締まらないことがあります。
このような身体的に着用が難しい場合は
着用が免除されます。
⑤授乳や日常生活の世話をする場合
授乳を始め
おむつ替えやミルクなどの
日常的に発生する育児事に対して
チャイルドシートを着けたままでは
お世話をすることが難しいため
チャイルドシートの着用が免除されます。
⑥一般旅客自動車運送事業用の車に乗車する場合
バスやタクシーなど
公共交通機関を利用する場合には
チャイルドシートの着用が免除されます。
⑦道路運送法第78条第2号又は第3号に該当する車に乗車する場合
次の3つのケースが該当する場合は
チャイルドシートの着用が免除されます。
災害のために緊急を要するとき
公共交通機関のない過疎地域などで有償の車に乗車するとき
公共の福祉を確保するためやむを得ないとき
⑧医療機関や官公署その他の場所へ緊急に搬送する場合
応急救護のために病院へ運んだり
迷子の子供を警察に連れて行く場合など
緊急事態の際には
チャイルドシートの着用が免除されます。
参照元:道路交通法施行令第26条の3の2
チャイルドシートの着用が免除されない間違いやすいケース
子供全員分の設置が不可能ならそもそも設置しなくてもいい?
乗車人数上
設置できる場所がない場合には
チャイルドシートの着用は免除されますが
全員分の着用が
免除されるわけではありません。
乗車する子供全員分の
チャイルドシートが設置できなくても
設置可能な人数分においては
設置する必要があります。
赤ちゃんは抱っこしていれば着用しなくてもいい?
授乳や日常生活の世話をする場合
これらに該当する世話が発生する間は
着用義務を免れますが
世話が終わった後は再び
チャイルドシートに
乗せる必要があります。
車を借りる・乗せてもらう場合は着用しなくてもいい?
祖父母・親戚や友人の車を利用する場合
レンタカーを利用する場合
人の車を借りる・乗せてもらう場合でも
着用義務が発生します。
新生児の退院時は着用しなくてもいい?
新生児の退院時の際
自家用車で帰宅する場合も
着用は必須なので
退院までに忘れずにチャイルドシートを
用意しておく必要があります。
チャイルドシートに乗せると機嫌が悪くなるときは乗せなくてもいい?
チャイルドシートに乗せると
子供の機嫌が悪くなったり
なかなか泣き止まない場合
お気に入りのおもちゃを渡したり
動画を見せるなど
子供を落ち着かせて乗せるのは
時間もかかって
なかなか大変ではありますが
このような場合であっても
チャイルドシートの着用は
免除されません。
ベルトをしっかり締めてから
発進するようにしましょう。
違反したときのペナルティは?
チャイルドシートを着用しなかった場合
幼児用補助装置使用義務違反のため
違反点数1点となりますが
罰則や罰金、反則金はありません。
参照元:神奈川県警察
ペナルティとしては
大きいものではありませんが
子供の命に関わることなので
安全対策はしっかり行うのが◎。
チャイルドシートは子供を守る大切な装置。やむを得ない場合を除いて必ず着用するのが◎。
チャイルドシートは法律的に
6歳未満まで着用義務が定められていますが
車に着いているシートベルトは
大人を対象に作られているため
6歳を超えても150cmを超えるまでは
着用し続けるのがベスト。
泣いたり嫌がったりして
子供が可哀想に感じることもありますが
車の事故は自分では予測できません。
子供の命を優先して
走行時はやむを得ない場合を除き
常に着用することを心がけたいですね。
帰省時&レンタカーはこれで安心♪
離乳食時のイライラはこう乗り切る!
片付けはズボラざっくりが楽ちん!